防水工事の流れ(FRP/ウレタン)
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防水工事の工程をご紹介します。
今回は新築工事でFRP防水での施工です。
防水工事の種類によってはここにはない工程や省く工程もありますが、ほぼ同様の流れで施工しております。
新築時のFRP防水工事の場合
下地・ケレン処理
塗装面の凹凸をなくし、面全体を均一化させるケレン(下地調整)処理を行います。
塗装面を均一化させることで、より高度な防水工事が可能になります。
最後に樹脂やモルタルで下地を作って完了です。
プライマー塗布
下地処理が終わった面にプライマーを塗布していきます。
コストを下げるためにプライマー塗布を省く業者がいますが、プライマーを塗らないと、上から塗る塗料が定着しにくくなります。
また、プライマー塗布後は時間を置かずに次の工程(工事種類により異なります)を進めなければ、プライマー塗布で得られる効果が低減してしまいますので、正確でスピーディーな施工が必要になります。
ガラスクロス貼り込み
(1層目)
防水性能を高め、効果を持続させるためにガラスクロスを貼ります。
防水工事の種類によっては、ガラスクロスではなくウレタンシートで行う場合があります。
ガラスクロス貼り込み
(2層目)
さらに強度を高めるために、2層目を貼ります。
業者によっては1層目で次の工程へ移る場合もありますが、当社では、防水工事本来の効果を高めるためには2層目の処理も必須と考え、特別なご指示や要望がない限りはこの工程も実施いたします。
中塗り
塗装面の中塗りを行います。
ここまで来ると、ほとんど最後の仕上がりと同様に見えます。
業者によっては、中塗りを省いてしまう場合がありますが、本来の性能を維持させるには中塗りの工程は非常に重要です。
また当社では、これまでの工程で塗装面に若干の凹凸が生じることがあるため、最後の上塗り前にバリ取りとして改めてケレン処理を実施します。
トップコート仕上げ
(上塗り)
いよいよ最後の工程です。
トップコートと呼ばれる上塗りを行います。
最後の工程も気を抜かず、しっかり均一に塗り上げていきます。
FRP防水工事完了
上塗り後、しっかり乾燥させれば防水工事の完了です。
建物をしっかり保護するためにも丁寧に塗り重ねることが非常に重要です。
リフォーム時のウレタン防水工事の場合
高圧洗浄
防水工事の施工箇所を高圧洗浄します。
新築工事などでは不要な工程ですが、リフォームの場合などは必ず行います。
溜まったゴミやホコリ、汚れをしっかり洗い流すことで、塗膜が形成しやすい状態を作り出せます。
下地補修
リフォームで防水工事を行う場合、ヒビが入っているなど補修が必要な場合が多いため、目地をパテやシーリングなどで埋めて補修します。
ここできちんと補修しておかないと、補修されていない箇所から防水塗膜が痛み出しますので、丁寧に行います。
ケレン・下地処理
塗装面の凹凸をなくし、面全体を均一化させるケレン(下地調整)処理を行います。
塗装面を均一化させることで、より高度な防水工事が可能になります。
プライマー塗布
下地処理が終わった面にプライマーを塗布していきます。
コストを下げるためにプライマー塗布を省く業者がいますが、プライマーを塗らないと、上から塗る塗料が定着しにくく、メンテナンスの間隔が短くなってしまいます。
また、プライマー塗布後は時間を置かずに次の工程(工事種類により異なります)を進めなければ、プライマー塗布で得られる効果が低減してしまいますので、正確でスピーディーな施工が必要になります。
ウレタン塗布(下塗り)
プライマーの塗布後、できるだけ早くウレタン防水塗料を塗ります。
塗膜が均一になるよう手早く、確実に塗ります。
ウレタン塗布(中塗り)
下塗りの塗料が乾いた後、塗膜を厚くするために中塗りを行います。
こちらも下塗り同様、塗膜が均一になるよう丁寧に塗ります。
ここまで来るとほとんど完成に近い仕上がりになります。
トップコート塗布(上塗り)
最後の仕上げにトップコートを塗布して、施工完了です。
必要に応じて滑り止めの処理も行い、美しい仕上がりと機能性を持ったウレタン防水が完了します。
ウレタン防水完了
上塗り後、しっかり乾燥させれば防水工事の完了です。
5~7年のサイクルでトップコートのみをやり直せば、少ない費用で効果が長持ちします。
当社では、メンテナンスまでの期間をできる限り長く保ちたいと考えており、コスト削減の名の下で省かれがちな工程もしっかり行います。
施工箇所やお客様の都合もあると思いますので、細かい工程や工法に関しては、現地調査やお見積もりの際に打ち合わせさせていただきながら決めていきますので、お気軽にご相談ください。